住宅選びで本当に大切なこととは
皆さんこんにちは。札幌支店の米本晋太朗です。
本日は、先日の 〈建設中〉北25条モデルについて ←こちらのブログでお話した内容に少しリンクする“住宅選びで本当に大切なこととは?”といったもののお話の一例です。
そもそもなぎの家をリニューアルした際に制定した断熱性能である断熱等級7 (UA値0.2以下) といったスペックは、
どのような理由があって現在の数値に決めたと思いますか?
それは会社でしっかりと考え、現在の最善であるスペックだと考えたからです。
私自身思うことは、住宅を提案する会社の多くが自社の仕様やポイントを周囲の会社が提案しているレベルや、
様々なお客様に提案した際に受けた反応をもとに決めているのではないかと思っています。
後者は、我々の立場で考えた際に求められているものをしっかりと聞いて考える、といった点で大事だと思いますが、
私が疑問に思うのは前者の“周囲のレベル”をもとに決める必要があるのか、という点です。 (特に断熱性能、、)
現在建てられている住宅は年々性能向上を続けていると思います。
私たちが建てられているなぎの家においても同様で、発足した当初はUA値0.28 (断熱等級6) を基本とした断熱性能でご提案していましたが、
現在は冒頭にも記載した通り、UA値0.2を基準とした提案にグレードアップしています。
何故、数年で断熱性能を向上させたのか?
その答えはシンプルで、お客様が一生住まう住宅を建てる責任がある立場で常々考えた時に現在のスペックまで性能向上させる必要性を感じたからです。
ここ数年で我々を取り巻く環境は大きく変わりました。
様々な事象から起因する物価高騰や、それに伴う光熱費の高騰。更に年々暑くなる夏季の気候など、、
これまで建築していただいた多くのお施主様からいただいた実際の光熱費データや、測定した温熱データをもとに今後必要になる性能を考えた際、
今のスペックで建てていただくことが現時点において最善の提案であるという答えに達しました。
数年前は、多少暖房負荷があっても光熱費や太陽光発電の売電の単価で試算した際にコストパフォーマンスの高い暮らしを実現できたのですが、
現在はそう簡単にはいきません、、
ご検討している方にアドバイスとして私が思うのは、住宅を建てる際にお話を聞く担当者の方に“現在の仕様にしている理由とその根拠”をお聞きすることをお勧めします!笑
データを実測したり、光熱費を分析している会社は、必ず納得のいく回答をしてくれると思いますが、
シンプルに“現在の基準が~”やデータや根拠もなく“十分暖かいですよ~”なんて答える会社はしっかりと問い詰めた方がいいと思います、、笑
まとめると必要な性能は自分で決めることが重要です。
少なくとも、私は納得していただけるよう懇切丁寧にご説明したいと考えております。
ここまで真剣に考えた断熱性能で構成される住環境に興味が出てきませんか?笑
これから寒くなる季節は、体感するのにピッタリです!
今週末25、26日まで完成住宅見学会をロングラン公開しております。
是非、このブログを見て興味の出た方はなぎの家にお越しください!