高性能断熱材 “ネオマフォーム” 後編
皆さんこんにちは。札幌支店の米本晋太朗です。
今回は、先日のブログでご紹介しました“ネオマフォーム”について、後編のブログになります。
前回に続いての3つ目の特徴は、耐燃焼性能です!
耐燃焼性能と言葉にすると少し難しく聞こえるのですが、わかりやすく言うとネオマフォームは熱に強く、非常に燃えにくい性質を持っています。
ネオマフォームの原料であるフェノール樹脂は、前回のブログでも触れたように世界で初めて人工的に合成されたプラスチックなのですが、
多くのプラスチックが熱を受けると溶けてしまうのに対して、フェノール樹脂は熱に強いだけではなく、熱で硬化する特徴があります。
ネオマフォームはこの特性を活かし、様々な種類の外装に対応した防耐火構造認定を多数取得しています!
なぎの家では金属サイディングとの組合せが多いですが、木外装をはじめとした意匠的に優れた外装にも対応しているので、
こだわりたい方は是非ご相談ください。
ちなみにこのような重要文化財にも多く採用されています。
歴史ある建造物も、万が一火災が起きても被害を最小限に食い止めるためにネオマフォームが力を発揮しているのです。
最後の4つ目の特徴は、環境性能です。
ネオマフォームはこんなにたくさんのメリットがあることに加えて、更に環境にも優しいという未来に優しい断熱材です。
環境に優しい秘密は、発泡させる際に使っているガスにあります!
断熱材に多く用いられていたフロンガスは上の表を見てわかるように断熱性能には優れているのですが、
環境には非常に悪い影響を与えるものでした。
ネオマフォームで使われている炭化水素は断熱性能はフロンガスに劣るのですが、環境には非常に優しいので安心してお使いいただけます!
“足りない性能を技術で補う” マテリアルメーカーとしてのこだわりや誇りを非常に感じられる特徴です。
また、リサイクルにも積極的に取り組んでおり、リサイクルに関しても2009年には広域認定(大臣認定160号)を取得しております。
最近はSDGsをはじめ、建築業界においてはゼロカーボンの実現の為に、標準的に建てられる住宅の性能を高めることを意識しています。
その為、私たちのなぎの家では標準的な断熱スペックを最高レベルの断熱性能を示す“断熱等級7”として、住まわれる方の恒久的な安心に繋がるよう、
建設時のイニシャルコストだけではないトータルライフコストを重要視した家づくりをしています。
今回はネオマフォームに注目してブログを書かせていただきましたが、他にもたくさんのこだわりポイントがありますので、
このブログでもどんどん発信していきたいと思います!
気になる方は是非お問い合わせください。